肩こりのマイナススパイラルメカニズム

厄介!肩こりのマイナススパイラル | 女性肩こり外来第3回

肩こりの要因は複数あり、それらはすべて筋肉のトラブルが起因していることが第2回で説明しました。

 

では次に、肩こりのメカニズムについて説明します。

 

肩こりのマイナススパイラル

人間は生きてるうえで筋肉を絶えず使っています。

 

運動していても、パソコンをしていても、同じ姿勢を長時間していても、寝ていても筋肉は使っています。

 

筋肉を使うにはエネルギー(糖質)と酸素が必要です。そのエネルギーは動脈から送られ、体中の毛細血管に流れている血液から補給されます。

 

エネルギーを使うと、燃えカス(代謝産物)と二酸化炭素が残ります。血液はこれらを回収して静脈へ流れていきます。

 

この一連の流れが行われることで、筋肉を使い続けることが出来ています。

 

 

筋肉のトラブルが起きると・・・

ここで何らかの筋肉トラブルが起きたとします。

 

このトラブルが原因で血流の巡りが悪くなると、厄介な事が次々に起こります。

 

まず首・肩周りの筋肉が緊張し、血流が悪化します。

 

次に燃えカス(代謝産物)が溜まっていきます。

 

不快感や痛みが生じ、体をさらに緊張させて筋肉はさらに硬く縮こまります。

 

肩こりスパイラル

 

痛みが生じたらレッドゾーン

コリから痛みのレベルに達すると、肩こりのマイナススパイラルとは別の、2つの作用が働いています。

 

 

1つ目は、コリの悪化によって神経を包んでいる膜が剥げ、そこから電気信号が漏れ出して痛みを感じる神経を刺激して痛みを起します。

 

もう1つは、筋肉を動かした燃えカスである代謝産物そのものが痛み物質を作り出しているケースです。

 

この状態まできてしまうと、ちょっとやそっとでは改善が難しくなります。炎症を起こしている状態であり、通常の肩こり対処法に加えて別の方法を行う必要があります。

 

原点はやっぱり筋肉トラブル

ともあれ筋肉トラブルが肩こりの発端です。きちんとケアすれば、8〜9割の肩こりは自力で根治出来ます。

 

しかしながら根治には毎日コツコツ、地道な行動によって成し得ることです。

 



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