胸郭出口症候群 | 重症の方の治療改善メニュー
重症・・・どのような動作・姿勢にかかわらず、起きている間中きつい症状がある場合。
@改善方法の流れについてとAペースについてを読んで理解された上で実行願います。
重症の胸郭出口症候群の治療改善メニュー
★胸郭出口拡大体操(3種類・所要時間2分)を1日6回〜10回、弱い負荷(軽く押す程度)で、毎日行う。
★良好姿勢を保つ体を作る為に、自宅で出来る足腰の筋力トレーニング(所要時間10〜15分)を週に2回〜3回は行う。ただし同じメニューは毎日行わないこと。
★毎日入浴をして、お風呂上りに弱いストレッチを行う。
(腰周辺ストレッチ(所要時間5分)⇒肩周辺ストレッチ(所要時間5分)の順番で行う。)
★睡眠時の肩・腰へのダメージをなるべく無くす。(寝具の見直し)
★猫背をやめる。また、パソコン作業、スマホ作業、物書き、絵描き時に不良姿勢をしている場合は直ちに改善させて、良好姿勢を習慣付ける。
姿勢の取り方が分からない方は、役立つ書籍等で紹介している、アレクサンダー・テクニーク関連書籍や、「ねこ背は治る」書籍を参考にされると良い。
また、ステップ0☆姿勢が超大事!と、簡単に良い姿勢になる方法もご参考ください。
★自力整体を行えるなら少しずつ出来る限りやっていってください。
★以上のメニューを3〜6ヶ月行い、症状が中症(症状の出る動作・姿勢をしてある程度の痛みがあり、その姿勢・動作が継続できず後にも症状が残る場合)まで軽減されてきたら中症のメニューへ。
※筋力トレーニングもストレッチも、できれば大きい筋肉から先に行い、徐々に小さい筋肉へという順番が良い。
※普段痛みが我慢出来ない場合は、医師に神経ブロック注射を打って貰いながら行っても構いません。
※痛み止め、筋弛緩薬を処方されている場合は飲んでも構いません。
※医師からもし「 なるべく動かさないように 」と言われている場合はその通りにしてください。(そういうケースはまず無いはずですが)
※悪化した場合は直ちに中止し、医師の診察を受けるか、数日間回復を待って、前よりも弱い負荷、または回数を減らす等して試みてください。
なお、胸郭出口症候群の中症・重症を患った方の傾向として、以下が挙げられる。
- 運動習慣が全く無い。
- 日々の仕事や家事が忙しく、筋力トレーニングを行う気力が残らない。
- 継続力が無い。3日坊主が多い
- 出来ることよりも出来ない言い訳を考える事が多い
- 痛みや痺れから、心や気力が参ってしまって寝込む事が多い⇒筋力さらに低下⇒さらに症状悪化の連鎖。
このような場合、生活改善をする為に、まずは継続することを目標としましょう。
例えば、自宅で出来る足腰の筋力トレーニング(所要時間10〜15分)の場合。
月曜日 | スクワット、ランジ:10回ずつを2セット 。3〜5分で終了 |
---|---|
火曜日 | 腹筋1〜3:1セットずつ。5分で終了 |
水曜日 | 脊柱起立筋トレーニング:10回を2セット。 3分で終了 |
木曜日 | 月曜と同じ |
金曜日 | 火曜と同じ |
土曜日 | 水曜と同じ |
日曜日 | お休み |
このようにメニュー・鍛える部分を分割すれば、少ない時間でも可能ですし、
毎日コツコツという癖が身に付きやすいです。
胸郭出口症候群の治療改善の為に何よりも大事なのは「 継続する精神と行動力 」なのです。
この習慣が身に付かない限り、胸郭出口症候群が改善される日は一生来ないですし、さらに悪化してしまう可能性は極めて高いです。
また、結果を焦らないことです。重症まで来てしまえば、改善までには私のように3年以上はかかるということを念頭に置いてください。
結果を焦って無理な筋力トレーニングをしてしまうと、悪化させて足踏みしてしまうことがあります。
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