頸肋による胸郭出口症候群手術による情報です。

[お　名　前] satieso
[　年　齢　] 49
[　性　別　] 男
[ 都道府県 ] 愛知

 

 

私の手術までの過程です。参考になれば。
胸郭出口症候群？・・・この言葉を聞いたのは、5月市民病院でした。ただし、私の場合は『「頸肋」による』と言う特別な条件下で。

 

昨秋頃より、左手指先が痛みだし、その後手のひらへ広がっていきました。手の中にガラス片か針の入っているような鋭い痛み。整形外科に行くと、最初の医院では抹消神経用のビタミン剤を、次の病院では神経過敏症との事で痛み止めをくれました。

 

治らない…４月には腕にも痛みが広がり、血行が悪く白くなって来た。別の医院へ行ってみると市民病院へ行った方が良いと紹介された。行ってみると、左手の主要な動脈はひじの所から先が詰まっていると（唖然）。確かに触ると脈がない！。各種検査の予約日程をいれつつも、急速な悪化があればすぐ来てくださいとの事。

 

５月連休中、夕方から痛み出した手は真っ白に。まずい、病院へすっ飛んで行った。そのまま血流を良くする点滴治療のため入院。１０日にわたる入院と検査で分った病名が、「頸肋による胸郭出口症候群とそれによる動脈閉塞」とか。

 

頸肋とは通常の肋骨より一段上から出ている余分な骨とのことであるが、私の場合かなりしっかりとしたのが一対あり、腕への神経や血管を圧迫しているとか。子供のころ、リンパが腫れて首の検査をした際に余分な骨があるとは聞かされていたが、白骨死体になった時に判別しやすいだろうくらいにしか考えていなかった。まさか今頃になって障害が出てくるとは。

 

 

結局市民病院では手術は出来ないという事で、大学病院へ転院。さすが大学病院、「手の外科」なる科がある。ただ何度も市民病院で検査をしたのにまた１から検査のやり直し。レントゲン・CT・MRI。造影剤を入れる時の点滴の針が太い上になかなか入らなくて、今回の治療で最もキツイ事であった。

 

手術自体は全身麻酔で行ったので何という事は辛くはなかったのだが、首から脇にかけて２３センチほど切り開いた上に、頸肋摘出の邪魔になると、いったん鎖骨を切断しチタン合金でつなげられた。結局、術後動くことは出来たが、２週間の入院が必要となってしまった。

 

いずれ鎖骨がつながったら、金具を取り出す手術もしなければならないようだ。患部には血管や神経など重要な物がたくさん通っているのと、頸肋は最も身体の深部にあるという事で、しっかり開いて手術したという事であったが、かなり大きな傷跡だ。

 

おっさんにはそんなに問題ないが、女性であればちょっと・・・・と思う。血管の詰まりはそのままだが、投薬治療のお蔭で少しずつ脈も戻ってきた。血管への圧迫もなくなったので時間がたてば治るだろう。（医師はたぶん・・・と言って治ると断言し・・・（文字化けでした）

 

右にも頸肋があるが、こちらも症状が出たら切りましょう、って言うけど。確かに少し痛む。なんとか悪化させないようにできないものか。ただ医師からは、「頚肋の場合は整体とか運動ではこれと言ってね」と言われた。

 

まだまだ完治ではありませんが、頸露による胸郭出口症候群の方、興味があれば参考にしてください。

 

スポンサーリンク

 

 

 

マナからの返信

 

satieso様

 

初めまして。管理人マナです。

 

頸肋の人からのご意見は初めてです。貴重なメッセージありがとうございました。

 

頸肋の胸郭出口症候群は今のところ手術以外どうにもならないですが、
医師の言うとおり、多くの胸郭出口症候群と違って手術で治る可能性はかなり高いそうです。

 

頸肋悪化させない方法、申し訳ありません。これは私も情報はほとんどありません。

 

私の仮説ですが、今回の悪化は老化によって体の細胞数が老いて減少し、体に構造的変化が出て症状が起きたのだと考えます。
だとすれば、体の細胞数を保ち、体の組織を若いものとどんどん入れ替える作業、いわゆるアンチエイジングが予防策と考えます。

 

老化による体の変化を食い止める情報は、春山茂雄さんの著書が参考になると思います。
術後の回復促進にも良いと思うので、参考になれば幸いです。

 

 

どの程度治ったのかの情報は、このホームページの読者がとても気になる部分だと思いますので、いつか術後の経過をご連絡いただけると幸いです。

 

ではホームページに掲載させて頂きます。
この度はメッセージありがとうございました。

 

管理人マナ