胸郭出口症候群の体験談投稿

シェリーさんの胸郭出口症候群体験談 | 6

これらの体験談は胸郭出口症候群を患っている全ての方に当てはまるものではございません。一つのケースとして参考として留めてくださるようお願い申し上げます。

 

体験談No.5  年齢:50歳  性別:女性 シェリーさん(2012年10月21日)

 

 

初めまして。

 

痛みがでたのが2年前、病院も内科1、脳神経外科1、整形外科4といろいろ行きましたが、診断がでず、1年前にやっと「胸郭出口症候群」と診断されました。

 

でも痛みがやっと治ると思ったのに、「 治療は体操です。 」と言われてガクッときました。

 

処方されたのは痛みどめのお薬(ロキソニン60mg)と胃薬だけでした。

 

今でもお薬のいらないくらいの時はたまにありますが、痛みがでると薬を飲んでもあまり効かない時があります。

 

 

私の痛みは、

 

  • 左の鎖骨あたりの痛み・・ときには針でさすような痛みがあります。
  • 左腕の痛み・・脇の近くの鈍痛、雑巾しぼりをされているような痛み
  • 左の掌の腫れ
  • 左手の薬指と小指の腫れと痛み
  • 左の肩の鈍痛
  • ひどくなると、頭痛もしてきます。
  • めまい(先日テレビで胸郭出口症候群でめまいが出る人もいるといっておりましたが、それが原因かどうか・・)

 

夜寝る時も、仰向けに寝ると腕が下がったようになり痛くて、横にむいたりしながら痛みの少ないところを探しながらなので、なかなか寝付けません。

 

薬はロキソニン60mgと胃薬を飲んでいます。
体操はしています、とは言えないくらいです。

 

痛みのひどい時は、

 

「 薬だけで他にないの?この痛み治らないの? 」 と落ちこんでしまいます。

 

 

  1. 薬を飲まれているのですか?
  2. 眠る時はどうされているのですか?
  3. 痛みがひどくても体操したりと動かした方がいいのでしょうか?

 

教えていただけますでしょうか。

 

 

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管理人からの返信

 

こんばんは。
管理人マナです。
メッセージありがとうございます。

 

闘病生活、とても大変だとお察しします。

 

症状説明を読むと、胸郭出口症候群の症状だと思いました。
(ごめんなさい、私は医師ではないので、診断が出来ません)

 

気になったことがいくつかあります。

 

T:頚椎MRIを撮影されましたでしょうか?

 

U:胸郭出口症候群の検査において、どんな事をされたでしょうか?

 

V:医師から「 治療法は体操 」と言われたようですが、どのような体操を指導されましたでしょうか?

 

 

医師による診断が胸郭出口症候群ということですので、
症状の状態から考えて本返信を致します。

 

 

胸郭出口症候群で起きる症状は、いくつかあります。
シェリーさんのように、肩周辺のあちこちが痛みます。

 

場合によっては指も腫れてしまうこともあります。

 

また、胸郭出口症候群の場合ロキソニン等の痛みとめの効果が効きにくいかもしれません。
今回のメッセージをお読みすると、ロキソニン効果が感じられるくらいの痛みだと察しましたので、
痛み止めは飲まれて良いと思います。

 

 

今回のシェリーさんのご質問についての返答です。

 

>@薬を飲まれているのですか?

 

私は最初飲んでいましたが、効果が感じらないですし、痛み止めは胃への負担があるため自主的に止めました。
整形に通った時は、我慢できるくらいの痛みであったという理由もあります。

 

現在では、胸郭出口症候群の症状はほとんど出ていないほど改善しています。
(ただし、週に3回の筋力トレーニングと、毎日のストレッチで症状の出ない体を維持しているからです)

 

シェリーさんの場合は、薬を医師の処方されたとおりに飲みながら、体操をするのが良いと思います。

 

 

>A眠る時はどうされているのですか?

 

仰るとおり、寝る姿勢によっては症状が誘発されてしまうことがあります。

 

もし仰向けに寝るのでしたら、片腕・または両腕の下に丸めたタオルなどを入れて、肩が下がらないようにする方法もあります。

 

寝られないくらい症状が重い程効果はあるかもしれません(ただし個人差があります)。

 

ずっと仰向けで寝ることにも限界があると思います。

 

横向きになって寝ることもあると思いますので、痛くない方の肩を下にして寝る等、シェリーさんが仰るように症状が出ない睡眠姿勢を探ると良いでしょう。

 

あとは、布団があまりにも固すぎるようなものですと、横向きで練る場合に肩への負担が大きくなりますので注意が必要です。
(ですが柔らかずぎるものだと、逆に腰に負担をかけてしまうこともあります)

 

 

>B痛みがひどくても体操したりと動かした方がいいのでしょうか?

 

胸郭出口症候群や腰痛のような疾患の場合、症状が急性期はある程度症状が治まるまで安静にします。
(湯船につかるのも良いです)

 

その後、同じような痛みが続く慢性期に入ったら、痛くても少しずつ動かさないと症状は悪化する可能性が高くなります。

 

慢性期に入ってから多くの場合は

 

「 痛い → 動かさない方が良いのでは?だから安静にしよう → 体が硬くなる。筋力低下。 →  さらに悪化 」

 

という悪循環を繰り返す事があります(ロコモティブシンドロームと呼ばれています)。

 

慢性期に入った状態では、休んだだけでは改善される可能性はとても低いです。

 

シェリーさんは既に慢性期に入っていると思われます。
痛くても少しずつ動かして、自分の体の様子を見ながらコツコツと弱い負荷から、ゆっくりで良いので体操や姿勢改善等を試してみることをオススメ致します。

 

私のホームページでは、重症の方のメニューを参考にしてみると良いと思います。
胸郭出口症候群重症のメニュー

 

 

私もシェリーさんと似たような状態から改善させました。
体の変化というのは、1日単位で見ると、自分ではほとんど気づかないのです。

 

ですが、コツコツと何年もかけると大きな変化となって表れます。

 

 

継続するのはご自身の意思の力や、周囲の理解にかかっていると私は思っています。

 

長い時間をかけて今の体の状態になってしまったものを改善させるには同様に長い時間がかかってしまいます。

 

 

また、通ってらっしゃる整形外科医院にリハビリ・理学療法士がいらっしゃるのでしたら、
胸郭出口症候群のリハビリ方法を教えてもらうように、主治医に相談されると良いです。

 

 

他、ご質問・疑問がございましたら何でもけっこうですので、またメッセージくださいね。

 

 

管理人マナ

 

 

10月23日、シェリー様からの返信(抜粋)

 

 

@頸椎MRIの撮影・・・MRIの撮影をしました。腫瘍ができている場合もこのような症状がでることがあるのでと言われMRIをとりました。
レントゲンもいろんな方向から7枚くらいとりました。
腫瘍もなく胸郭出口症候群と診断されました。

 

A検査においてしたこと・・・血液検査もしました。リュウマチでもないといわれました。

 

B体操指導・・・お風呂のあとなどに肩を後ろにゆっくり回す(腕まわし)

 

荷物などつい悪い左手で持ってしまうため気をつけるよういわれました。

 

診断がでるまで内科で痛みどめをもらっていたため、診断してくださった整形の先生から
「そのまま内科でこの薬をもらったらいいよ」と言われ今にいたります。

 

ですので、整形にはかかっておりません。

 

マナさまからのお返事で日々の体操などが大事だということ、
なりより継続することの大切さがよくわかりました。

 

本当に有難うございました。

 

困っているのは私だけではないと思えました。

 

少しでも楽になるよう自分なりにがんばってみます。

 

本当に本当に有難うございました。

 

 

管理人からのお返事

 

ご返信ありがとうございました。

 

MRIの異常無ということで安心しました。

 

現在整形にかかっていないというのが少し心配です。

 

その整形ではリハビリ方法は教えて下さらなかったのでしょうか?
(私も通ってた整形ではリハビリ方法は教えてくれなかったのですが)

 

 

ここまで来た場合、早期に改善するには理学療法士さんから
リハビリ方法を教えてもらうという事も改善の要素になってくるからです。

 

 

胸郭出口症候群診断は下っているので、
もし可能でしたら通っている整形外科医に、「リハビリ指導を受けたい」旨を伝えてみてください。

 

その後、胸郭出口症候群のリハビリを受ける事の出来る整形外科への紹介状を書いてもらい、
(その時にMRI画像やレントゲン画像、等のコピーを貰えると良い)
リハビリテーションを行っている整形外科へ通ってリハビリ指導を受けるのも良いと思います。

 

「 腕回し 」だけでは改善する見込みはとても薄いです。
改善には筋肉と柔軟性の両方が必要になります。

 

 

引かずに、前向きに歩んでいかれることを願っております。

 

また何かありましたらご連絡くださいませ。

 

 

管理人マナ



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