イエローさんの体験談 | 9-2
イエロー様からご返信頂きましたので、こちらも合わせて掲載致します。
イエロー様からの一通目はこちら
体験談No.9-2 年齢:高校生 性別:女性 愛知県 イエローさん(2012年12月)
ご返信いただきありがとうございます。
後天性の胸郭出口症候群であれば、今後の活動によって改善の可能性は大きくあります と、
実際に克服なさったマナさんからお言葉を頂き、少しだけほっといたしました。
ご質問への答え、その他補足させて頂きます。
- 娘さんの体形は痩せ型でしょうか?
小学生の時は、かなり痩せていました。
ですが、中学生になって、急激に太り、今はやや・・ぽっちゃりという感じです。(BMI 22位です。)
中学生になって、食欲が増し、 プラス 血行が悪い、低体温・・・で 代謝が悪い体質の為か、徐々に太っていきました。
- 普段猫背ですか?
猫背です。
時々、「姿勢が悪いよ・・」位の注意はしてきましたが、とは言え正直、今回このように体調が悪くなるまでは、
本人も親も、正しい姿勢でいる事の大切さについて、そこまで重要視はしていませんでした。
- 部活動等はされていますか?
中学生時高校生共に部活で楽器を弾いています。
中学の三年間は、土日も朝から夜まで部活があたり前の、かなりハードな日々でした。
現在のリハビリの先生によると、胸郭出口症候群となったの原因の一つとして、
中学時の三年間の部活生活が考えられる・・ とのお話でした。
なで肩の体型の人が、長時間、自然な体型で演奏をし続けたのでは? ・・と。
高校の今の部は、朝練・土日も無しで、かなりゆったりとした活動です。
また今現在は、手の痺れ・握力の低下がみられる様になってから、部活は、演奏はお休みさせて貰っています。
- なで肩でしょうか?いかり肩でしょうか?
医師からは、なで肩と言われました。
ただ、頚・胸部のCT撮影済みですが、 鎖骨は、軽いV字の形を保っています。
- スマホ等使用時間が多いですか?その時の姿勢はどうでしょう?
携帯は、四六時中、使用しているという感じではなく、今の高校生にしては、たぶん少ない方だと思います。
ちなみに今現在は、利き手の痺れを感じる時が多いので、必要最低限の使用しかしていない様です。
- 胸郭出口症候群であれば、牽引はまず止めた方が無難です。
すみません、説明不足でしたが、 牽引は、診断がつくまではしていましたが、
胸郭出口症候群と診断がついてからは、医師の指示で、やめています。
- 家での運動は、指導のあった一種類だけを、朝晩二回のみとはどんな運動ですか?
これは、マナさんのサイトに載っていた、自宅で出来る腰周辺筋力トレーニングの中の、腹筋トレーニング1の様な感じのモノでした。
参考ページへ
学校は体調次第で、欠席・早退・遅刻する時もあります。
マッサージをして頂いた日の翌日は特に多いです。
首や肩の痛みに関しては、夜眠れない位の激痛だった、一ヶ月程前が一番のピークです。
端から見ていて・・ですが、 今はややマシになったかな・・ という感じです。
マシになったのは、痛みに関してのみで、 手の痺れや、握力に関しては、全く改善していません。
本人でもない親の私にとっては、マッサージをして、揉み返しで気分が悪くなる位なら、TOS体操などの指導をして欲しい・・と焦ってしまっています。
ちなみに、翌日に症状が悪くなる事は、 リハビリの先生方は、ご承知です。
と言うか、どの先生方も、「明日は、好転反応があるだろうから、かなり気分が悪いと思うよ」と、
おっしゃりながら、マッサージして下さる様です。
私の気持ちの焦りから、翌日の体調不良を、揉み返し・・と表記してしまいましたが、
気分が悪いのは、だいたい翌日の夕方にはおさまるので、
正確には、 揉み返しでは無く、好転反応なのかもしれません。
そして、リハビリの先生方、皆さんどの方も、
「こんなに、肩や首や腰が凝っている10代は見たことない」と、驚かれるそうで・・
「もう少し、痛みやコリがなくなるまで、まずはマッサージをしよう、
こんなにコリがあるうちは、マッサージ翌日の体調不良は致し方ない事」・・ みたいな事を毎回言われます。
マッサージの翌日に体調が悪くなった事は、毎度必ず伝える様にしていますが、
先生方からは、想定の範囲内・・ というお返事です。
「マッサージを中止して欲しい」と、言って良いものなのか、それを揉み返しととらえるか、好転反応ととらえるか、判断が難しいです。
本音を言えば、 マッサージの効果が、ほとんど得られていない事や、
克服されるまでに色々ご経験されたであろうマナさんが、
カイロや鍼灸・マッサージだけでは、根本治療にはならないと書かれていたのを拝見した事もあり、
マッサージだけじゃダメなのでは?・・という思いが、私としては今はかなり強いんです。
リハビリ通院するにあたり、ストレッチなどの指導をしてもらえるか、地元の整形外科にいくつか問い合わせをしてみたところ、快い返事をいただけたのが、唯一今通っている医院だけでした。
(自分自身の事ならば、 とりあえず自分のペースで、軽めのストレッチや運動を試してみようと思うのですが、)
今、娘の精神状態がかなり不安定なので、娘本人が自ら前向きに、医師を頼らずに、ストレッチや運動に臨む事は、しばらくの間は無理な気がしています。
ならば、唯一リハビリ指導を引き受けてくださった今の医院の指示に従って、医師のアドバイスの元で、ストレッチなどの運動をするべきか、本当に判断が難しいです。
不安な気持ちから、先回のメール内容と重複する事を、長々と書き連ねましたが
しばらくすれば、本人自身が、 自分でも出来る範囲で動きはじめようと、思う様になるのでは・・と!!
こちらのサイトとともに、今回頂いたメールも、親子でしっかり読んで、参考にさせていただきます。
自分の症状に合った運動がわかる様になるまでは、不安になると思いますが、
教えていただいた事をもとに、試行錯誤していきたいと思います。
お返事ありがとうございました。
管理人マナからの返信
イエロー様
こんばんは。
ご返信ありがとうございます。
症状を見ると、胸郭出口症候群のようですね。
全身コリが多いというのは、私が発症したときと同じです。
それまで、自分の体に無頓着だったのですが、発症してみてからだのあちこちを触ってみると、硬いコリが肩周辺にゴロゴロありました。
発症してみて気付くものなのだと知りました。
針灸でそのコリは無くなったのですが、それと同時にシビレが強くなりました。
今思えば、あの針灸で筋肉にしょっちゅう針を入れて電気を流したのが原因で筋組織を壊してしまい、こじらせてしまったのかと感じます。
針灸をして、どんどん筋力の衰えを感じました。
針を入れて、さらに電気をかけるという方法は単純に「その部分を壊す」ことです。
これはこのサイトを立ち上げてから知ったことでした。、
最初から体操や運動で改善させていれば、違った結果だったのかなと今になって思います。
(その頃はこういうサイト情報が無かったので、いろんな情報に惑わされていました)
広告情報に惑わされず、針灸はしないでくださいね。
楽器奏者でしたか、なるほど。
私もいろいろなオーケストラでバイオリンを弾いていますが、管楽器奏者の多くが肩こり・腰痛に悩まされています。
中には頚椎ヘルニアを患う人もいます。
同じ姿勢を長時間続ける為に、体が固くなりやすいためです。
その上、運動やストレッチ等の体のケアをしないの事が原因です。
娘さんは楽器演奏時の姿勢も原因かもしれませんが、それが1番の原因ではありません。
恐らく、生まれ持っての骨格に加えて、姿勢等の生活習慣が1番の発症原因です。
楽器をやったとしても、もし中学から週に2回ほど運動をしていれば胸郭出口症候群発症は防げたと思います。
鎖骨は軽いV字ということですし、後天的な胸郭出口症候群ということであれば、私からみると、運動、ストレッチ、姿勢、食事の見直しで必ず回復します。
問題はその方法となります。
娘さんがまだ運動に気持ちが向いていないのでしたら、そうなるのを待つか、胸郭出口症候群のメカニズムをきちんと知る必要があります。
娘さんに考えられる胸郭出口症候群の発症原因
きちんと見ていないので確実なことは言えませんが、長年の不良姿勢と生まれもっての骨格、腕を支える筋肉と筋力の不足で胸郭出口が狭くなっていると考えられます。
また、コリによって神経が圧迫&牽引されている可能性もあります。
まずは単純に、これを改善させれば体に何らかの変化があると考えます。
ですので必要なことは
- 姿勢改善について
長年猫背であれば、改善はとても苦労します(私がそうでしたので)。
長年運動をしていないようですので、下半身の筋肉も弱いと考えます。
腹筋から下の下半身の筋力を付けることが必要でしょう。
- 肩周辺の筋力について
腕の重さを支えているのは肩周辺の筋肉です。
この支えている筋肉量や筋力が弱いと、その分鎖骨に負担がかかって胸郭出口を圧迫します。
それに加えて猫背姿勢は、さらに胸郭出口を圧迫します。
- コリについて
「 コリは別のコリを作る 」です。
全身的にコリが多いのは、1箇所の血行不良によるコリが別の箇所の血行不良を引き起こしてコリが増えていったからと考えます。
放置すると、細胞増殖みたいなイメージで増えていきます。
年齢が若い方だと通常は起き難いのですが、現代は同一姿勢を続ける動作が増えたうえに運動不足な方が増えています。
コリを解消する機会が生活の中にほとんど無かった結果だと思います。
マッサージについてですが、私の経験上での効果は、
運動やストレッチのコリ解消効果が10とすると、
マッサージの解消効果は1程度です。
これは、肩こり腰痛持ちの医師である妻も私と同じように感じているので、あながち間違いではないと思っています。
週2回の施術であれば、コリの解消にも多くの時間がかかると思われます。
私は前に通っていた整形外科の理学療法士さんは
「ストレッチはしょっちゅうやっても全然構わない運動ですよ」
と言っていたことがあります。
様々な書籍や論文、経験から見て、今の状態でも弱い全身的なストレッチを行っても良いと私は思います。
ですが悪化するようでしたら、中止して1週間ほど様子を見ましょう。
そして、負荷をもっと弱めるか、その項目を省く等いろいろ試してみると良いと思います。
- 整形で指導された腹筋について
その腹筋運動自体はOKだと思います。
多分、腰回りの筋肉の緊張をほどく目的でしょう。
ですが、最終的には下半身を全体的に鍛える必要があります。
腕立てが1回も出来ないのは、体力的には既に赤信号です。
女性でも、膝をついてでも良いので連続10回は出来るようになるようにしておくと良いです。
実は、私が患った頃は私も1回も出来なかったんですよ(笑)
人間、普通に体を動かして生きないといけないぞっていう事でしょうね。
原始時代は胸郭出口症候群は無かったと思います。
書き忘れましたが、体の柔軟性も大事です。
どういうわけか、胸郭出口症候群など患う方は、体が固いようです。
医学論文でも書いていたことですが、柔軟性も大きく関係していると思います。
他、分からないことや経過報告など、遠慮せずにまたご連絡くださいね。
体験談感謝致します。他の胸郭出口症候群の方にとっても良い情報となることを願って。
管理人マナ
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