胸郭出口症候群の治療法探索中の失敗談(前編)
その間に沢山失敗もしたとも書いていますが、今日は具体的にどんな失敗をしたかを書いてみます。
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1.針治療編
胸郭出口症候群にかかって1年目のことです。整形外科もあてにならないと感じたので、手当たり次第に医者以外の治療方法を模索していました。
となれば当然、針治療に行っちゃいますよね。
1回目は背中〜首にかけてあちこち針だけ打ちまくりました。
大した効果が無かったので、2回目からは打った針に電気をかけました。コリの塊が背中全体に沢山あったらしく、早く解消させたい焦りから電気をちょっと強めにお願いしました。
・・・が、これが失敗。
コリは取れていったのですが、電気針治療を行ってから右手指がやたらと痺れるようになってしまいました。これに関しては今でも原因不明です。
施術者から「よくなってきたでしょう?」と言われれば、「よくなってる気がする」と答えてしまうのが大半の人間です。
私もそのうちの一人だったわけですが、かれこれ10回は電気針治療しました。コリを強制的に取った効果なのか、15分しか弾けなかったバイオリンが30分ちょいは弾けるようにはなりました。
でも、もし過去の自分に意見出来るようなドラえもんの道具があったら言ってやりたい。
「 君は胸郭出口症候群なんだから、針治療は効果無いよ!」って。
2.整体編
針の次は「全国からいろんな患者が来る整体」に行ってみました。
ここは揉んだり叩いたり等の施術はしない整体で、体をユラリユラリ揺らす感じの施術がメインです。難病も沢山治療してきたなどの冊子が受付にありました。
「これは期待できる!ついに元気な体に戻れるかも!」
・・・施術10回後、変化なし。
施術者 「よくなってきたでしょう?」
私 「よくなってる気が・・・します」
やっぱりこのパターンでした。
この施術者も胸郭出口症候群とは見抜けなかったんですよね。いろいろ調べると多くの患者さんにほぼ同じ施術を行っているとのことでした。
他に通った整体やカイロプラクティックも同じような感じです。
このあたりから、「整体や針等の保険が利かない機関の治療はアテに出来ない。ちゃんと医学の勉強している人に見てもらわないとダメだ」と思うようになりました。
3.整形外科編
次に行ったのは整形外科。と言っても2軒目です。1軒目に「頸椎ヘルニア」と診断されて、「絶対そんなわけない!」と勝手に思ってその後そこには通いませんでした。凄く混んでるし。
レントゲン撮影して、診断は同じく「頸椎ヘルニア」。
その後MRI撮影もしたのですが、特に異常は見られず。
「MRIでも見えない微妙なヘルニアがあるのでしょう。とにかくリハビリしてみましょう。」という意見を信じました。
私が実施した整形外科のリハビリ治療は、以下の3つ。
- 電気温熱治療
- 頸椎の牽引(頭をフックみたいのに引っかけて引っ張るものです)
- ウォーターベッドのマッサージ
早く治したい一心で週に3〜4回は通いましたよ。リハビリだけなら1回300円ですしね。
・・・そしてここでも失敗。
頚椎牽引 →症状が良くなるどころか、2か月後くらいから悪化。
ウォーターベッドのマッサージ →週に3〜4回は多すぎたらしく、激しい揉み返しで症状悪化。
温熱治療は暖かくて気持ちよかったですよ。胸郭出口症候群に大して効果は無いと思いますが、風呂に入るのと同様、肩周辺の血行は良くなります。
長くなってきたので後編に続きます。
※後の調査で、胸郭出口症候群に頚椎牽引は逆効果になり得る場合があるそうです。また、揉みすぎによる揉み返しで筋肉が張り、胸郭出口症候群の症状を悪化させる可能性もあることが分かっています。
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