ストレスは胸郭出口症候群症状を強める
胸郭出口症候群を、風邪と同じようなものと考えている人は多いのではないでしょうか?
「薬を飲めば治る」
「医者に診てもらえば治る」
こう考えていればそれは大間違いで、風邪とは全く違ったものです。胸郭出口症候群は身体の構造や筋肉の状態によっていろいろな症状が引き起こされるものです。よって原因はたくさんあり、それを医師が突き止めるのは簡単ではありません。だからなかなか治りません。
その原因の一つに”ストレス”があります。
意外と見落とされがちですが、肩こり、腰痛、高血圧など、いろんな病気に大きく関係しているのがストレスと言われています。
実際、腰痛の原因はほとんど分からなく、「ストレスが原因」と言われているし、高血圧で悩む人も、薬を止めてストレスを溜めない生活を心がけたら治った人もいます。
私の友人には医師が沢山いますが、聞くと「ストレスや精神的なものが関係している」と考えている医師はとても多いです。
会社に行くと症状が強くなる
↑これ、私がそうだったんです。会社に出社すると、なぜか症状が強くなる。他には、慣れない社交場に行っても症状が強くなることがありました。
「パソコンのマウスを触っているだけで辛いのに」「今日出社したら、また悪化するだろう」と思うと、会社に行くことが物凄いストレスになっていたんですね。もう休みたくてしょうがない。でも休めない。痛くてだるくて辛い。人生後ろ向きの時期でした。
人はストレスを強く感じると、体をこわばらせてしまいます。自分では気付かずにです。それが胸郭出口症候群の症状を強めていたんですね。
とはいっても、体の構造や筋肉の状態による原因もあったでしょう。ただしそれだけじゃない。プラスアルファの「ストレス」がかかることで、より症状を強めていたのだと思います。それに仕事は週5回。考えるだけで目まいがします。
ただし、科学的な根拠は何もありません。そして医師が見破れないし、患者側にはなかなか面と向かって言えないものです。医師が「ストレスが原因ですね」で終えてしまったら、医療では無いから言えません。でも症状を改善するには大事な要素で、自分や身近な人が気づいて対処するしかないものです。
前向きになってから症状が改善し始めた
私の胸郭出口症候群が改善し始めたきっかけは、いろんな治療や病院を回って、最後に胸郭出口症候群の専門医に診てもらっても大した改善法が分からなかったことです。
「これ、医師も整体師もどうすることもできないんだな。自分で何とかするしかないんだな」
と思い、自分で能動的にいろいろとやり始めたことです。
今までは「どこかの誰かが治してくれる」とばかり思って、その日が来るのを待ってた状態です。言わば”受け身”だったんですね。
でも、いろんな治療をして病院を回って、「誰にも分からないんだな」と自分で納得できたことが、自発的で能動的な考えを持つきっかけになりました。
その結果、自分でアレコレ試して失敗して、自分の体に合ったストレッチ、筋トレ、姿勢、心の持ち方を学んで、今はこうして毎日楽しく生きています。
受け身はストレスを増大させる
ストレスを増大させる原因の一つに”受け身的な考え方と生き方”があると思います。
人間は「自分がこれをしたい!」と自発的・能動的に思うものは、楽しく活動できますよね。楽しいと感じて行動したものには、ストレスは少ない。会社にいると元気が無いのに、遊んでいる時は別人のように元気な人がいますが、これと一緒です。自発的・能動的な生き方にはストレスが少ないのです。
それに対して”受け身”だけで生きている人は、他人が「これをやって」と言ってきたものに対して行動する人です。それが自分のやりたいことで、楽しいと感じているのであれば良いのですが、受け身の場合は楽しいと感じられる事はそう多くはありません。多くが”やらされ感”を伴って、ストレスを感じることが多いのではないでしょうか。
ストレスから自分を解放させるには、ものごとに対して自発的で能動的に考えて生きる事だと思います。
あとは家族・友人関係。身内や人間関係に悩むことも、大きなストレスとなります。この場合、ストレスの原因としっかり向き合うこと。意見を言い合って、解決の糸口を見つけ合う事。修羅場になることを恐れて行動せずに我慢し続けることも、ストレスが溜まる大きな要因です。
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