自分の体は一生のパートナー
胸郭出口症候群にかかって苦しい思いををし続けていた時は、「なぜ自分が」と思ったものです。
今まで普通にできていたことが、普通に出来なくなる苦しみ。「自分の体を誰かのものと交換したい」とか、「いっそのこと死んでしまいたい」と頭をよぎったこともあります。結局そこまでの勇気は無かったのですが、人間はいったん諦めると、今あるもので何とかしようとする気持ちが芽生えてくるものです。
「自分で何とかしよう」
「自分の体を上手くコントロールできるようになろう」
ってね。
胸郭出口症候群を患うと、多分何年も苦しむことになります。そして酷く落ち込んで絶望的になることもあるでしょう。
でもそれで良いと思います。
絶望したそこから先は、這い上がるしかありません。
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自分の体は一生の友達でパートナーだ
普段は自分の体を当たり前のように使っている人が多いと思います。
ですが、もし意識と体を切り離して考えた場合、「自分は上手な体の使い方が出来ている」と思うことはできるでしょうか？
多分ほとんどの人が、日常的に変な癖があったり、変な姿勢をすることがあったりするはずです。からだは「苦しいなぁ」と思っていても、自分の意識はそれに気づいていない。それが習慣になっていて、体が悲鳴を上げていることに気付かずに、いろいろな病気にかかっていくのだと思います。胸郭出口症候群もその一つかもしれませんね。
そして、大きい病気をして初めて”自分の体”の存在に気付く人が多いと思います。「もっと大事に使おう」「もっと労わろう」とか。
胸郭出口症候群を患った場合も同じです。胸郭出口症候群を患っていようが、死ぬまでこの身体を使うわけです。であれば、この身体で上手な使い方を探すしかありません。
医師や整体師が何とかしてくれることもありますが、人の体は十人十色ですので、体の使い方の癖などを見破って改善させてくれるまでには至らないケースがほとんどです。
だから医療関係者の意見は参考にしつつ、自分で自分の体の上手な体の使い方を模索することが大事だと思います。そのためには、日常習慣の癖、動作の癖、姿勢の癖、体のコンディション調整、筋肉の調整が必要です。
ここまでしっかり考えて、分析して、行動している人が胸郭出口症候群などの病を克服していける人なんじゃないかな。
ところがほとんどの人は、胸郭出口症候群を風邪と一緒に考えている人が多いように思います。
違うんですよね。全然違う。なかなか改善しない人は、まず「自然と治らない」という現実をしっかり受け止めることから始める方が良いです。
その後、体と意識を切り離して、「自分の体はどんな状態か」をしっかり分析すると良いですよ。
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