首の筋肉と自律神経失調症の関係
今日は興味深い論文を見つけたのでご紹介します。
『自律神経失調は頸筋の以上で起きる』
-頸筋の治療で自律神経失調が治る-頸性神経筋症候群(略:頸筋症候群)
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松井孝嘉 氏の論文より引用・要約
論文はかなりの量があるのでここで全てを掲載することは出来ませんが、内容は題名をご覧頂ければ内容の察しはつくと思います。
この論文では自律神経失調症の治療に頸筋部に、以下の治療を施したところ、多くの自律神経失調症が改善されたというものです。眩暈については症例の98.1%に改善が見られたそうです。
【治療内容】
- 低周波治療
- 遠赤外線
- 薬物療法
- 針
頸といっても、私達が思い描く首の部分ではなく、髪が生えてる部分の首部への治療のようです。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、主にめまい、肩こり、首こり、痛み、吐き気、血圧の不安定、動悸、微熱、集中力低下、焦燥感、などなど、様々な症状を呈するものです。
これらの多くの症状が、頸筋の異常を治療したところ、自律神経失調による不定愁訴が消失するそうです。
不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指す。 患者からの訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴。
【参考リンク】 Wikipedia
この論文では、「頸筋の異常で起こる自律神経失調を中心とした疾患群は新しい疾患であり、頸性神経筋症候群(頸筋症候群)とする」と書いてあります。
これらの疾患については、従来の治療から頸筋の治療をする頸筋症候群の治療法に変更することを考慮すべきであると述べている。
胸郭出口症候群との関係
胸郭出口症候群も自律神経失調症を併発することが多いようです。
私も自律神経失調症にかかったことはありますが、自身の経験から言えることは「気の病」だったと感じています。
胸郭出口症候群に悩まされていたころは、「俺の人生どうなるんだろう」と毎日のように悩んでいて、症状が悪化しやりたいことが出来なくなっていくという現実にさらされて、心が病んでいっていました。
この頃は眩暈や動悸、息切れもしていたのですが、「自分でなんとかしよう」と前向きになった直後から自律神経失調症のような症状はすぐに消えていきました。
胸郭出口症候群は肩周辺、首周辺の筋肉もコリ等の異常を起こすので、もしかしたら気の病だけではなく、今回紹介した論文のように、頸筋を治療すれば自律神経失調症状は改善されるかもしれません。
でも私が思うに、症状を起こしている核になっている「胸郭出口症候群」を優先して治療する必要があります。
追伸 私信です。
私の胸郭出口症候群症状は、良好状態を保っています。完全に克服したと思えるほどで、心の不安もほとんどありません。
トレーニングや柔軟体操、さんさ踊りを定期的に続けた成果だと感じています。
このサイトを運営して1年半が経過しますが、どなたか回復された人がいたらぜひご一報頂ければ幸いです。
それともう一つ。
今のサイト運営システムを使って、これ以上情報を増やしていくのにはシステム上の限界を感じています。
いずれ新システムと新アドレスに移行したいと考えていますが、これだけ大きくなってしまったサイトをまた一から作り直すのは相当の時間がかかります。
今専門家に相談しつつ、どうするか考えている最中ですが、それまでこのサイトの更新はちょっと滞り気味になるかもしれません。
といっても、時間確保が難しいのでまだまだ先かな〜と感じていますが、新サイト引っ越しの際はご連絡します。
私の個人ブログも眺めて頂ければ幸いです。
管理人 マナ
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