胸郭出口症候群の治療の一つの答え
こんにちは。管理人マナです。
皆様いかがお過ごしでしょう?
私は妻が入院したりでバタバタしてましたが、退院して落ち着きを取り戻してきています。
私の胸郭出口症候群の具合はすこぶる良好です。パソコンは苦も無く触る事が出来ています。
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ある整体師のツイッターにて
先日、ある整体師がツイッターでこんなことを呟いていました。
「胸筋回りの緊張を取る施術完了。
胸郭出口症候群なんて病気、本当は存在しないね」
実は私もこれには半分くらい共感しています。
胸郭出口症候群というのは症候群です。症候群は原因が多岐に渡り、はっきり特定できない場合に名づける病名です。
先天性の胸郭出口症候群や事故による二次的外傷が原因のものであれば、手術が必要になる場合があります。でもこんなケースは稀です。
ほとんどの場合は、肩こりのスパイラルのように「痛みが痛みを起こす」現象で筋緊張が引き起こされ、結果的に腕神経の圧迫でいろんな症状が出ているのではないかと思います。
もっと具体的に書くと、以下の通りです。
パソコンの使い過ぎ、同じ姿勢を長時間続けたことで肩周辺の筋肉が緊張します。
↓
筋肉が緊張した状態のままで、また同じ動作を繰り返しているとコリが出来ます。コリは血管を圧迫して、新しいコリを生み出します。
↓
神経が圧迫され、肩周辺が痛むようになってきます。
↓
痛むと、自分でも無意識のうちに体を力ませてしまう場合があります。
↓
無意識に常に力ませる習慣が付いてしまうので、症状は消えません。
↑の状態が習慣化すると、知識の無い人が脱出することはなかなか出来ません。
ある特定の姿勢や動作をすると、無意識に体のどこかを力ませることが習慣化してしまうのです。その結果、胸郭出口症候群のような症状を引き起こしてしまいます。
多分、レントゲンで「異常が見られない」と言われて胸郭出口症候群や頸肩腕症候群と診断された人の多くは、これに当てはまるのではないかと。
胸郭出口症候群の治療の答え
症状が辛くて我慢できなくなると、普通は整形外科を受診します。胸郭出口症候群と診断されれば、ブロック注射で筋肉や神経の緊張をリセットします。
しかし、多くの人がブロック注射の効果が薄いとか、効果が無いと言います。これは私の仮説ですが、筋緊張させる習慣が付いてしまっているから。
例えるなら、火を消そうとして水をかけても、火元から油がどんどん湧き出しているような状態です。これではブロック注射を打とうが、温熱マッサージや牽引をしようが、整体の施術をしても全て気休めに終わってしまいます。
自分で火元を絶たなければ、辛い症状は治まりません。
じゃぁどうするか。答えは簡単です。
筋緊張の習慣を止めること。
多分これが、多くの胸郭出口症候群や頸肩腕症候群の症状を絶つ、治療の答えなのではないかと思います。
ただし、先天性のものや、事故による二次的障害、筋肉の弱りによる胸郭出口の狭まりが原因のものは除きます。
筋緊張の習慣を止めるにはどうするか
胸郭出口症候群体験談の回答にもよく書くのですが、「自分がどういう時に緊張するか」を分析することです。
例えば私の場合は、パソコンを触る時に肩周辺を異常に緊張させていることが分かりました。これに気付くのに症状を引き起こしてから7年もかかりました。
なぜなら、無意識でやっていたことであり、習慣化していたからです。
今でもこの習慣を完全に治すことは出来ていませんので、意識して止めています。
どうやっているかは以下に紹介します。
肩周辺の筋肉に、「スイッチをオフ」と頭で命令する
これだけです。とはいえ、オフにする命令をしても10秒後くらいにはまた力が入る事があるので、何度も「オフ!」と命じています。
これを行うようになってから、パソコンを徐々に苦も無く触る事が出来るようになりました。
最初は「またあの症状が再発するんじゃないか」とものすごく怖い思いをし、緊張しっぱなしでした。「オフ」の習慣を徐々に慣れさせていっています。
この記事を書いている今でも、時折「オフ」と命じています。今は無意識に、どんな場合でも筋肉や体の状態をリラックスする習慣を付けるべく修行中です。
長々と書きましたが、痛みがある状態でさらに体を緊張させていると、さらに痛みが強くなったり症状が強くなるのです。無意識・習慣でこれをやってしまっているから、いろんな治療を施しても効果が出ません。
「痛いよう〜、辛いよう〜」と思っていると、余計に体に緊張をかけてしまうので、さらに痛みや症状が増します。
痛みから解放されるために、試しに「今痛いのは当たり前。でもリラックスする。力みを捨てる。」と自分の体に命じてみてはどうでしょう?
数日たてば、痛みが和らぐか、いつの間にか消えてしまっているかもしれません。
火の元を絶てば、あとは入浴や軽い筋トレ、ストレッチで物理的に筋緊張を解いてあげれば、症状の回復は早くなると思います。
あくまで私の仮説ですが、多分これが治療法の正解かと思います。
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