胸郭出口症候群改善へ向けての失敗談後編

胸郭出口症候群の治療法探索中の失敗談(後編)

胸郭出口症候群の失敗談2

私の胸郭出口症候群治療改善、失敗談(後編)

 

ここからは主に筋トレ、運動療法模索中での失敗談になります。少し長い文章になってしまいましたのでご了承ください。

 

私の失敗談を公開してみる(前編)はこちら。

 

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4.加圧トレーニング編

加圧トレーニング

自分は胸郭出口症候群だったということがわかり、TOS体操を知って症状が少し和らいできていました。

 

それでもまだまだ腕のだるさや痺れはあったので、改善を進めるにはさらに体を作りかえる必要があると感じていました。

 

といっても、1kg以上程度の重いものでも持つと相変わら悪化する状態。どうしたものかと模索して出会ったのが「加圧トレーニング」です。

 

 

加圧トレーニングは「軽い負荷でも普通のトレーニングの何倍も効果を得られる」というもの。これは今の自分にピッタリだ!と思い、加圧ベルトを購入、指導してもらい実践しました。

 

加圧を実践して、少しずつですが確かな効果を実感し、改善を焦るあまり「週2回以上やっちゃいけないルール」を無視して毎日行ったところ、ある日「ビキッ!」と。

 

症状が一気に悪化しました。これには青ざめました。原因は不明ですが、私の仮説では胸郭出口症候群は神経や血管を圧迫されている状態のこともあり、その状態で加圧したことで血管に事故が起きたんじゃないかと。

 

症状悪化状態は3週間続いて結局振り出しに戻ってしまいました。加圧トレーニングを復活させたのはそれから4年後でした。

 

5.ジムトレーニング編

ジムトレーニング画像

 

加圧で失敗してからは、自宅で壁押し運動、TOS体操、ストレッチ等を行っていました。症状は以前に比べると少し良くなっているのですが、腕のだるさや痺れは残っている状態でした。

 

そこで思い切って飛び込んだのは「ジムトレーニング」です。

 

私は1kg程度の物を持っているだけで症状が出る状態だったので、こんな自分でジムのトレーニングなんか出来るのか心配でたまりませんでした。

 

でも「今の状況を打破するには、思い切った変化を起こさないと!」と思い入会。

 

周囲では屈強のマッスルマンが激しい運動を行っている中、自分はマシンに重りを付けない状態からスタートしました。恥ずかしさもありましたが、ジムの柱の張り紙の「他人と比べてはいけない」というロゴに心打たれ、自分なりにいろいろやってみました。

 

ジムトレーニングを行ってみて分かったのは、「家でのトレーニングで鍛えられる部位は限られる」ってこと。

 

最初の3か月は週に3〜4回ジム通い。毎日全身筋肉痛で、仕事どころではなかったです。それでも体にムチ打って通いました。

 

3か月を過ぎたあたりから、だるさや痺れが少なくなってきていることを実感。「これはイケる!」と感じたのですが、ここでいつもの焦り癖が出ます。

 

気付いたらジムトレーニングが週5〜6に増えていました。ジムに通ってから症状が緩和しはじめたので、ジムに行かない事が怖くなっていました。

 

・・・そしてここでまた失敗。

 

週5〜6回ジム行くと、3週間後に体が悲鳴を上げてきました。通常の筋肉痛じゃない、激しい痛みを伴う筋肉痛に見舞われ、腰痛が激化するという事態に(笑)

 

今だから笑って話せるのですが、効率よく長く続ける為には休む勇気が必要なのだなと。結局3週間ジム通いは休む羽目になりました。

 

その他ジムでの失敗は以下記載。

  • 負荷強すぎによる両親指関節炎&腱鞘炎
  • バーベル担いでスクワットやりすぎで左膝故障
  • 胸筋を鍛え続けたら胸郭出口症候群症状悪化
  • 腹筋マシンで強負荷に挑戦して腰痛
  • 脊柱起立筋の回復速度が遅いことを知らず、鍛えすぎで腰痛 tec・・

 

失敗を通して学んだ7つの事

これらの失敗から学んだことは主に7つ。

 

  • 医学博士資格を持たない人の診断や施術はあてにならない。
  • 誰かが治してくれる、何とかしてくれるという期待はしない方が良い。
  • 医師は神様でなく自分と同じ人間である。
  • ルールは守る。
  • 1番効率よい近道は地道さである。
  • 休みは大事。休むのが怖い時は勇気を出して休む。
  • 他人と比べすぎないこと。

 

この7つを一文に表すとすれば、

 

ゆっくり進むことを恐れちゃいけない

 

でしょうか。

 

胸郭出口症候群はゆっくり治すと考えた方が早く治せるかもしれません。



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